2006年03月27日

「少年三白眼」最終第3巻本日発売!

と、言う訳で早速買ってきた単行本のご紹介です。
「少年三白眼」第3巻(私屋カヲル 著・竹書房・税込800円)
1993年に小学館から刊行された「新・少年三白眼」の新装版。紫のカバーにシベリアン・ハスキーのベッキィが描かれた表紙です。口の中にはあめ玉が!ファンはニンマリするイラスト内容です。(元ネタは第1巻参照)裏表紙はビタワン仮面版ベッキィ。内容は本編は第9話〜第13話(最終話)で、当時のコラムやあとがき漫画も収録。書き下ろし新作あとがき漫画もあります。
第9話…学校主催のキャンプにやって来たヒロムたち。カレー作りや部屋での団らんを楽しむが、豪雨と落雷で停電し、大惨事に…。
第10話…受験や卒業シーズンが迫るC組は学校で飼っている犬・ベッキィの引き取り手を捜そうとする。犬シールが欲しいヒロムが引き取ろうとするが、母・ひろ子がただ一人反対する…。双子のセキモト兄弟の登場もあり。
第11話…高校の願書受付が始まったちょうどその頃、鳩胸市周辺で鳩さらいが多発する。
鳩を愛する校長は生徒たちに鳩泥棒逮捕に協力させようとする。志望校合格というご褒美に吊られた大茸たちは早速調査を始める…。鳩さらいの真相とは?
ヒロムたちの住んでいる所が鳩島で、島の形から名産品まで鳩尽くしである事が判明します。
第12話…ついに訪れた受験シーズン。ヒロムより母・ひろ子の方が神経質になり、父・ひろしとの仲も険悪になる中、一人試験会場に向かうヒロムだが…?
第13話…受験・合格発表が終わり、あとは卒業するのみの時期に来て突然のゴブの恋が発覚。彼に協力しようとする大茸(とヒロム)は卒業パーティーで告白できるよう企むが…?
最終話で別れの話なのに最後まで笑わされます。あっさりした結末で寂しさをみじんも感じさせません。それがちょっと物足りない気もしますが…。
当時のあとがき漫画は当時ハマっていた豆栽培と耳かきの話。「かさこそ」の音がくすぐったそうです。
第3巻ギャグ・ネタワード
豚似の双子、BSハンター、野比のび太とブルドッグ、ローォト♪ロート・ローォト!!、手羽先!!、フライング・ピジョン・アターック!!、ゴカイでーーーす!!!干潟で生息、月餅(げっぺい)!!、ドリる!!、危険番組、3月5日、カルアミルク…

一部で大流行の着ぐるみキャラがこの当時から登場していて時代を先取りしています。(先取りしすぎ?)カルメンを踊るひろ子さんや教師らしいセリフの後のあの行動を取る小野田先生と、今回も二人の暴走ぶりが楽しいです。
カルアミルクはコーヒー牛乳の味がするお酒という解説がされていて、小学館版を読んだ当時は未成年ながら飲んでみたいな〜と味を想像して楽しんでました。これはカルーアというお酒で、本当にコーヒーから作っているらしいです。(聞きかじり情報←しかもうろ覚え)
あと、「砂糖増量」とか選ぶボタン式の自動販売機のネタも良かったです。
これも当時はちょっと憧れました〜。
書き下ろし新作漫画は「ふりかえれこの15年」。著者の私屋先生が少女漫画でデビューしてから現在までの漫画業の変遷と苦労を語っています。
デビューした「別冊少女コミック」は少女漫画誌である割にギャグ路線が多く、ギャグ漫画を描きたかった先生はここで順風満帆なスタートを切りますが、世の不況はここにも訪れ、…。この辺の話は多くの少女漫画さんが経験されている事です。自分もお気に入りの少女漫画らしからぬ少女漫画を描かれる方が次々といわゆる「別冊へ異動」→「リストラ(別の出版社で執筆)」されるのを目の当たりにしてきました。ファンは異動先の雑誌を探すのに苦労したはずです。それ以前に知らずに「辞めちゃったのかな?」と思われたかも。連載はあったものの単行本化される事なくいつの間にか消えた漫画家さんもとても多いです。名前は覚えていないものの、絵はしっかり覚えてます!
そんな経験と漫画業の経営方針を「模索」しながら、現在ようやく一番描きたいギャグ漫画を執筆されている私屋先生。
自分は表紙しか見ていませんが一時期の某青年漫画で今までのジャンルのファンがビックリしてしまう内容を描かれていたとか(汗)。私屋先生の作品だからとうっかり買ったらとんでもないことになっていたのか…。
自分のお気に入りの作品を描かれている漫画家さんは苦労されてる方ばかりですが、ベストセラー漫画家にも描けない絵柄とネタと見せ方は今後も大切にしていただきたいと思います。
さて、「少年三白眼」は当時10万部売れたとかで、現在もこの作品を目標とされているそうです。人物も個性的で、話も家族や友達、教師との心温まる話をギャグを混ぜ込みつつ描いているのがとても良いです。
それと、当時のあとがきで「うり実条虫の巻」に登場していた猫が今、高齢ながらも健在である事に大変驚きました。今も猫を飼っている事は知っていましたが、当時から随分長い事経っているので、てっきり新しい猫を飼われていると思っていたので、この時の猫だと判り、何だか感動的です。
私屋先生、これからも頑張って下さい。チビも長生きしてね♪
posted by もあな at 20:22| Comment(0) | TrackBack(1) | 本・漫画・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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