2006年02月27日

「少年三白眼」第2巻本日発売!

…と、言う訳で早速買ってきた2巻をご紹介します。少年三白眼第2巻(私屋カヲル 著・竹書房・税込800円)
小学館から出版された「続・少年三白眼」の新装版。サイズはA5版と大きめです。
カバーイラストは新作で、2巻の表紙はヒロムの母・ひろ子さん。裏表紙は父ヒロシさんがノリノリでギターを弾き、ひろ子さんがフラメンコを踊る姿が。そういえばひろしさんのカラー化はこれが初めてかも。
今回も小学館版当時のコラムやあとがき漫画をそのまま収録しています。
その他、書き下ろしの新作あとがき漫画「ビタワン仮面特別編」(4P)もあります。
「少年三白眼」第4話…三白眼である為に人に恐れられ、転校を繰り返していたヒロムは、ようやく転校先の鳩胸中学でクラスメートに恵まれるが、3年に進級するとクラス替えで離れてしまう。それを恐れたヒロムはクラス替えを中止しないと学校を爆破すると脅迫をするが…?何だか穏やかならぬ話ですが、ギャグ漫画なので深刻にはなりません。
第5話…五分刈りの桶部(おけべ)がゴブである事に悩む話。ヒロムとの友情話でもあります。
第6話…今年も文化祭の季節がやってきた。転校ばかりで参加した事の無かったヒロムは参加を訴え、劇の脚本を任される事に。その劇とは…?ほどなくして、中学に犬面人が現れるという噂が小学生の間に流れ始め…。
第7話…先に見えてくる受験を嫌でも意識する3年の1学期末。推薦で志望校入学を目指す京子は、親友・かつらが教えた答えが間違っていた事に怒り、二人の友情に亀裂が…。
第8話…第5話に登場した不良・渡辺祐二。彼もまた三白眼に悩んでいた。彼はヒロムも三白眼だった事を思い出し、積極的に友達になろうとするが…。
今回は友情がテーマの話ばかりです。第7話のヒロムの言葉が胸に響きます。
他人を蹴落としたりなど、友人関係のギスギスを強いられる受験戦争(今は合格発表や卒業シーズンですが)に一石を投じる作品です。
「あとがきまんが」はうり実条虫(1巻参照)再び・の巻。1巻にも登場した獣医師がノミ取り首輪やペット業界の現状について熱く語ります。その他にも「三白眼」当時の裏話が明かされます。
新作あとがき漫画「ビタワン仮面特別編」はヒロムの母・ひろ子が自分も息子と共に文化祭で踊りたいと舞台に立つが…?
第2巻・ギャグ・ネタワード
なんでバレないんだ、『プロジェクトオブ 脱ゴブ』、食物せんいの働き、両刃(もろは)の剣、ビタワン仮面、ビックリしたドラえもん、期末ですどー!?、バケメン(バケツ・ラーメン)、ハイリ ハイリフレ♪背理法、暴君!!「あばれくん」と読むなかれ!!

背理法は昔のハンバーグ(だったかな?)のCMソングが元ネタです。
ビタワン仮面は色んなバージョンがあり、クラス全員が仮面をして、そこに入ってきた先生が思い切りずっこけているシーンに笑いました。
ヒロムの担任、小野田先生が生徒の緊張の糸を切ってしまう歌も面白いです。
ヒロムが学校を脅迫している事を知った父・ヒロシがヒロムを殴って諭すシーンも、感動的な親子のシーンですが、ヒロシさんが付けている犬ッ鼻のせいで笑いのツボも刺激されます(汗)。
M&M’s(エムアンドエムズ)チョコレートや「おじゃがさん」などの小道具とギャグ描写もいい味出してます。
3巻は3月27日発売です!次回も新作があるのでしょうか…?
posted by もあな at 20:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・漫画・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月27日

「少年三白眼」第1巻の紹介

「少年三白眼」というタイトルだけ見ると、第3の目を持つ不思議な少年の幻想的な冒険もの、というイメージを持つかもしれません。
が、これはかつて少女漫画雑誌に掲載されたギャグ漫画なのでした。
「少年三白眼」(私屋カヲル 著・竹書房・税込800円)
白目の割合が多い「三白眼」(目つきが怖く見え、凶相とされているらしい)の主人公・阿久津ヒロムはその目が原因で誰からも嫌われて転校を繰り返す毎日。今回やって来た中学校では何とか友達を作ろうと懸命にアピールするのだが…。
その結果(?)、晴れてクラスメートたちと仲良くなれたヒロムは外見で判断される自分や友人の内面を判ってもらおうと、ついに「犬っ鼻」の制作に着手するのだった…。
ユニークな登場人物が繰り広げる友情と家族の物語です。でもギャグが満載で笑える、少女漫画としては異色の作品です。ギャグになってしまうけれど懸命な人物たちに好感を抱きます。当時の流行をネタにしたギャグも懐かしいです。
それらが受けたのでしばらく雑誌掲載が続いたのでした。
ただ1巻の場合は、お食事中には読まれない事をオススメします。
1992年に小学館から出版された同タイトルの復刊本。表紙カバーや作者のイラストは描き下ろし、さらに新作の4コマ漫画を13本も収録しています。ヒロムくんは髪がまとまっていて控えめな感じに様変わりしています。やはりヒロムくんの母でやはり三白眼のひろ子さんの「アイ・ビーム」の強烈さは変わりません(笑)。新作では、夫・ヒロシさんとの馴れ初めが判明します!気になっていたのですが、意外に現実的です…。
それと、ありがたい事に当時の単行本と収録内容はほぼ同じです。「少年三白眼」の他、「当世幽霊気質(とうせいゆうれいかたぎ)」と「MaMa(ママ)」、何と言っても当時のコラムやあとがきまんが「恐怖!!うり実条虫の巻」もあるのが嬉しいです。
「当世幽霊気質」は不慮の事故で幽霊となってしまった女子高生・夕子が担任の霊や自分を死なせた男性の霊に振り回されながらも死を受け入れようとする話。
でもこれも私屋先生の話なのでギャグに満ちています。
「MaMa(ママ)」は桜井組の組員になるはずが、組長がさかずきの種類を間違えた為「主夫」となってしまった大船が普通の17歳に戻ろうと奮闘する話。桜井組の意外な正体とは…?「美味しんぼ」もビックリ(?)の料理対決もギャグ風味で描かれます。
これら2作も人物が個性的です。
「恐怖!!うり実条虫の巻」は「ノミ」の話。猫を飼っている方には一度は苦しんだ覚えがあるのでよりリアルに伝わる著者の実体験です。
1巻のギャグ・ネタワード
犬っ鼻、セザール、コブガリ専門店、宇宙戦艦ヤマトの歌、都はるみと「みそら」、家捜し、「名犬ジョリイ」のエンディング歌、「ヒダリへマガリマス」、ウケるパーティージョーク、その「かわ」じゃないってば、あんたの知らない世界、スイッチョ、…他
スイッチョの効果は抜群です。
私屋カヲル先生のデビュー作や新作を収録しており、サイズが大きいので、入手できなかった方には嬉しいのですが、価格が800円なので新規の読者獲得は難しいかもしれません。あと2冊出て、合計2400円かかってしまうので。
来月2月27日発売の2巻や3月27日発売の3巻には受験・卒業式の話が描かれ、受験戦争に私屋ワールドがギャグで一石を投じます。受験シーズンより少し遅れての発売ですが、受験で友人とギスギスしている状況が嫌だと思っている方には是非読んでいただきたい漫画です。
posted by もあな at 20:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・漫画・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月01日

「牛若丸」&「たのきゅう」の感想

昨日放送された「まんが日本昔ばなし」の感想です。
「牛若丸」はご存じ後の源義経の幼名で、鞍馬寺に預けられて剣術を身に着け、五条大橋で弁慶と対決するお話です。
弁慶との対決シーンの割り当ては少なかったものの、鞍馬山で牛若丸に剣のけいこをつけたカラス天狗たちや父・義朝(よしとも)の事を告げる僧侶が実は義朝や源氏の配下武将だった事を子供対象の番組でもきちんと伝えたのはかなり好印象を持ちました。

「たのきゅう」は芝居役者の名前。病に倒れた母の元に急ごうとするたのきゅうは峠の茶屋のおばあさんの「山には恐ろしいウワバミ(大蛇)が出るから危険」という制止を振り切って山に入り、案の定ウワバミに出くわします。
名前を聞かれて「たのきゅう」と答えたが耳の遠いウワバミに「たぬき」と間違われ、女性に化けたり(役者なので芝居道具を使って)してすっかり気に入られます。
気を許したウワバミは自分の弱点がタバコの煙である事をあっさり明かし、口止めをしますが、たのきゅうは思うところがあって、山を降りた早々村人に喋ってしまいます。
ウワバミに苦しめられていた人々は早速タバコをふかしてウワバミを追い詰め、たのきゅうの仕業と腹を立てたウワバミは彼の家に押し寄せ、弱点である小判をどっさり浴びせて満足し、山へ帰っていったのでした…。もちろん小判が弱点である筈も無く、お金を手に入れる為にたのきゅうがついた嘘なのでした。
人間を食べてしまうウワバミより、それを利用する人間の方が恐ろしく感じます。
個人的にはタバコが苦手なのでウワバミに同情的な見方をしてしまいます(苦笑)。
この作品は背景画も凝っていて良かったです。
posted by もあな at 21:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・漫画・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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